「ユニット」は、社員すべてがお客様と近づける仕組み。

佐藤
愛着を持つのは大切ですよね。クライアントがアパレルメーカーなら、やはりそこが作る洋服に袖を通したくなるし、着てみれば商品理解も深まる。一時期、自動車メーカーを担当していたときは、ディーラーに足を運んでカタログをもらったり、試乗をしたりしたこともありました。勉強になるので、ある日デザイナーを誘ってみたのですが「制作に時間を割きたいから」と断られてしまって…(苦笑)。それでも連れていってみたら、デザインに対する向き合い方が明らかに変化した。やっぱり実際に見て、運転すると発見が多いし、愛着も湧くんですよ。本当はもっと社員に対し「自分で買って試してみろ!」「現地に足を運べ!」とか強く言えばいいのかもしれませんが、無理強いするのはどうも苦手で……。
上村
今のご時世「パワハラだ!」って言われちゃいますよ(笑)。……というのは冗談として、社長が「お客様のことを知ろう、どんどん好きになろう」という姿勢を大事にしているのを知ることは、私たちが「FORKらしい仕事」をするうえでとても大切だと思いますから、私は引き続き伝えてほしいと思っています。
小野 成
そういう意味では、ユニット制になったことで、これまでお客様との距離が遠かったディレクター以外の職種が、自然にお客様と近づける仕組みができましたよね。最近はデザイナーなどバックエンドの社員にも、打合せに同行してもらうことがあるんですが、やっぱりお客様からの要望も、ディレクターを介して聞くのと、お客様から直接聞くのとでは受け止める側の意識が変わる。
小野 太
フロントエンドエンジニアの僕自身がまさにそうです。直接お客様とやり取りする機会が増えることは、責任の重みも増える、というのはもちろん承知していますが、すごくモチベーションが上がりました。自分がこのサイトを運営しているんだ、という実感が強まるし、何よりお客様から直接「ありがとう」と言っていただけるだけで疲れが吹き飛びます。
上村
レスポンスのスピードがさらに早くなった、という面もメリットでしたね。同じユニットに様々な職種の人間がいることで、部署や職種の垣根を越えて人間関係が築きやすくなり、気軽に相談や確認がしやすい距離感になったことも大きいのではないでしょうか。やっぱりすぐに返事が来るのって、頼もしさのひとつだと思うんです。できる・できない、どちらの返答だとしても、すぐに返事が来ることは「正常に機能している会社」という安心感につながるのではないか、と。
小野 成
僕はお客様に対する提案内容が深くなった、のを実感しているかな。ユニット内に制作や開発のメンバーがいると、提案準備のミーティング段階から「先の展開を考えると、この部分はこうしておいたほうが使いやすい」とか様々な職種の目線で、細部まで深掘りした話し合いができる。それが結果として、お客様にとってより具体的イメージが湧きやすい提案につながっていくと思うんです。
小野 太
これまでよりも風通しがよくなりましたよね。例えばデザイナーはデザインのプロですが、構築する側から見ると「こうしたほうがいいのでは?」とデザインに対する意見も言えるようになりました。各職種のスペシャリストが揃って、一つひとつの気づきをクリアにしながら提案するほうが、やはりいいものになるし、ひいてはお客様の満足度アップにつながると思うので。
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